旧校舎と校舎改築の旅2022.2.12

2022年2月12日 05時00分
旧校舎と校舎改築の旅

平成24年11月21日です。

 

校舎の取り壊しと並行して、庭園の大伐採が行われています。

 

松野中の大きな財産だった大庭園でしたが、確かにここに手を下さなければ工事車両は自由に動けません。

何よりここに、今の校舎が建設されたのです。

 

校舎解体の最初の印象は、窓がなくなるということです。

  私たちは、窓に守られていた。ここは美術室。

 

11月22日です。

 

円形庭園に緊急避難していた大きな石は、生徒玄関のわきにやられ、庭園は平らにならされてしまいました。

運命に翻弄されている石たちは、改築後大切にされるからこそ翻弄されているのです。処分される石や植物は、ある日私たちの前から消えています。

 

2階・3階の教室から、解体の過程のこのような様子を見ながら、生徒は勉強していました。

 

生徒玄関から、下駄箱が搬出されました。

 

  左は美術室 右は陶芸釜があった小屋

 

9年以上前のことに記憶が定かでなくなってきた今でも、これは理科室であることはわかります。

 

足元に整然と並んでいるのは、各机につながっていた電線やガス管、水道管だとわかっているからです。

 

怪獣が暴れた跡に、ロッカーが残っています。